日々、愉し暮らし

自然♨や日常を"旅"するように、”日本の暮らし”を楽しむ♪人生遊blog

”金継ぎ”体験ーモノを大切にする和の精神

大切に使っていた欠けたお皿をそのまま捨てるのは勿体ない。勿体ない精神で元のお皿をリノベして新たなデザインに生まれ変わらせる金継ぎは、興味津々。半年前、家族の大切な食器を割ってしまい、プロに金継ぎしてもらい蘇った感動を、素人なりに再現したい。

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そこで、今回、臼杵焼きの欠けを簡易「金継ぎ」体験に参加(2022年12月)。大分の臼杵市で作られる臼杵焼工房で、欠けてしまって商品化できないお皿を金継ぎ体験して作品によみがえらせるワークショップに参加しました。

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本格的な金継ぎは漆を使うし、時間もかかるので1日で終わらないので…UVライトで5秒で硬化する「液状プラスチック」と、「新うるし」(人工の漆?)と、「真鍮の粉」(金粉の代替)で作業します。

会場の、坐来大分はこんな感じ↓

席に着いたら本日の金継ぎキットお道具箱が!こちらも持ち帰れるなんてうれしい♪

素材のお皿は、テーブルに並んでいたヒビや欠けのある白い器たちのなかから好みでセレクト。ティーカップや深めのお皿などもあり、裏が欠けているものや、ヒビのものもありましたが…


今回選んだのは表が欠けた平皿(左)。写真右は箸置きで欠けのない臼杵焼の作品。

金継ぎキットの中身は、青いビニール手袋(うるしが手につかないように)のほか、こんな感じ。

【簡易金継ぎの作業工程】

1.UVライトで硬化する液状プラスチックとUVライトで欠けを補修。液状プラスチックで欠けた箇所を埋め固め、5秒やそこらで固まったら盛り上がった余分ン部分を様々なヤスリで丁寧に整えお皿の素の形状になじませます。

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2.元の形状になじんだら、補修部分に「新うるし」を細い絵具筆で丁寧に塗ってコーティング(下の写真左の黒い部分)。

3.うるしを塗り終わったら20~30分程度放置して乾かす。完全に乾かすのではなく、表面が乾ききる直前の手につかないけど軽くペタペタする感じに(セロハンテープの粘着度みたいな??)

4.そこに化粧刷毛で金色パウダーをはたく。びっくりするほど少量の粉で十分に塗装完了。その後24時間程度放置して、余計な粉は流水で流すと、出来上がり✨

細かく見ると、けっこう雑ですが(笑)💦 自分で使うには十分です。金色がアクセントで使うのもテンション上がります♪ 金粉はたかずに、黒そのままでも大丈夫だそうです。また、今回は「欠け」の金継ぎですが、ヒビもなかなか素敵です。

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【おまけ】

その後自宅で修理してよみがえった食器たち。嬉しい💕満足💕あぁ、今まで壊れて捨てた大切にしてた食器を呼び戻したい!

画像

長くなったので、こちらのワークショップ後のランチは別稿で。

 

[memo]

ワークショップで教えていただいた、割れたり欠けた食器をくっつける接着剤。真っ二つに割れたものも元に戻せるような強力な接着剤がいろいろあるようです。勉強になりました。