閑話休題ー四季のある日本は好きなのだけど…日本の夏(高温多湿)が苦手💦💦で、毎年のひどい夏バテに困っている方に自分の体験が一端でもご参考になるかと思い、夏バテ体質の苦しみから悟りへー七転八倒からたどり着いた境地ーを八月中旬、日本列島に台風が直撃し蒸し暑さ真っ盛りに少し書いてみたいと思います。流れは以下の通り。
1.気づき→ 2.暑さとの戦い→ 3.戦わない。諦める→ 4.悟り⁉の境地へ
- 1.気づき💡ーこの世には夏好き人がいる⁉ウソでしょ⁉
- 2.外の環境を変えるべく七転八倒<戦い>ー海外・高地から病院へ
- 3.極度の夏バテ体質の夏の過ごし方<戦わない>ー「諦める」が肝
- 4.結論ー幸せの青い鳥はウチ(家・内)にある
1.気づき💡ーこの世には夏好き人がいる⁉ウソでしょ⁉
夏は極度に苦手な季節💧特に日本の夏…蒸し暑すぎる。
幼き頃から生粋の「夏が苦手」。毎年夏が過ぎ去るのを、嵐が過ぎ去るかのごとく耐え忍んでいた自分としては、世の中の人も、やせ我慢して無理して「夏を楽しむ♪」をしているスゴイ!と思っていたけれど・・・どうも違ったらしい、と知ったのは大学生ごろ。夏好きの方々から「夏ウキウキ💕」「秋の風が吹くと寂しく感じる」なんていうのを初めて聞いて相当驚いた覚えがあります。あ~世の中が真逆に見える人がいるんだなぁ🙃と、なんだかショックでした。しかもこっちが少数派・・・😅?
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高温多湿、それに最近は酷暑に極端な天候。夏が好きな方や体質的に合う方は全く想像できない状況で…夏至から秋分までは毎年身体も動かず、頭も動かず、フラつき、記憶までおぼろになってしまう。学生時代までは「夏休み」のおかげで誤魔化せた。けど、仕事はそうはいかない。仕事の際は頻繁にマッサージに通ったり栄養ドリンクを飲んだり、それでも倒れたり、体重を減らしたりしながらかなり無理して目を回しながらフラフラとなんとか回していました。その頑張りも年とともに辛くなって効かなくなっていったのです…
生まれつき胃腸の機能が弱く、低血圧な体質が原因。低血圧が高温多湿で、さらに血圧低下して結構も悪く、体内への栄養循環も滞り、エネルギー不足を引き起こしてかなり辛い。そんな時期の台風などの低気圧も堪える。食べられなくなって栄養失調からか動けなくなったり、無理に食べても食べても栄養にならず瘦せてしまったり、危機的な状況に。毎年「夏だ!⤴⤴⤴」とはならず「夏だ…⤵⤵⤵」となってしまう。でもなぜか秋になって涼しくなると別人のようにピーンと元気になる。まるで気温変身動物!????ですが、かといって体質的な冷え性もあり、頼みの綱の冷房の人工的な風も苦手で具合が悪くなってしまう💦
むしろ冬はピンピンしてて、雪見温泉もウェルカム、スキー場もウェルカム、-20度の地域に住むのもワクワク、まぁ強い弱い、好き嫌いってありますしね。。食が細るので夏太りなんて到底できるはずもなく。世の多くの人と悩んでることが真逆なのです。なかなか周囲に共感を求めずらく理解されずらい体質であります。要は、極度の夏バテ体質なんですね。夏以外元気なだけに…さらに「日本の夏だけものすごく辛い」状況が理解されずらく孤独なのであります。
動物でも、暑さに強い動物、寒さに強い動物いますし、個体差があるので…人間でも人によってちがって当然。自分を知って、自分を労わることが、「極度の夏バテ体質さん」の悟りへの第一歩かもです。
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2.外の環境を変えるべく七転八倒<戦い>ー海外・高地から病院へ
これが「自分の特殊体質だ」と気づくまでは、自分の内側を整えるのではなく、一時しのぎの外側の環境をかえる方法を実際に行動に移し、試行錯誤いろいろ試していました。
・日本夏は、南半球の豪州北部は日中の最高気温が常時26度程度だそう
→そして行ってみた
・北米も湿度低くて緯度高いところはカラッと過ごしやすいらしい
→そして住んでみた
・北海道の端の方、宗谷岬や知床や利尻礼文までいけば涼しくていいだろうな
→そして行ってみた
・軽井沢辺りはまだまだ案外暑いので、さらに高度の高い草津とかなら、と
→そしてしばらく♨もあるし通ってみた
・100メートルごとに0.6度気温が下がるから山岳地帯で体を休めよう
→そして山登ったり、あちこち行ってみた
ほかにもいろいろ試してみた。フラフラしながら力を振り絞って頑張って現地までたどり着くと、たしかに涼しかった。涼しい現地にいると急に元気になった🙌元気になってあちこち旅も楽しめた。
でも…気が付いた。涼しいところに住居としての家があるわけでもないし、仕事場として長期間ステイするわけでもないとなると、それは一時のガス抜きであってあくまでも全部非日常。。。戻ってくると体感暑さ倍増、逆に疲れもたまって疲れ倍増してしまう💧
そして10年以上前に、あまりにも体重が減って動けなくなって辛くて不定愁訴に強い漢方医の診断を受けるに至る。「あなたは普通に日本の夏を過ごすだけで、たとえ仕事なんてしなくても、普通の人の何倍もエネルギーを使ってるのよ~。そういう体質なんです」みたいに言われて目からうろこ、救われた。漢方治療を受けて改善につとめるようになってから、これが「自分の特殊体質だ」と気づかされ、この夏バテの辛さは同じ体質で生まれた人以外普通の人は誰も理解できないのだと知ることになりました。
3.極度の夏バテ体質の夏の過ごし方<戦わない>ー「諦める」が肝
そして編み出した、極度の夏バテ体質が編み出した理想の夏の過ごし方は、内を整える。外に適応しない、もがかない。「諦める」がキーワードでした。まぁ、根本的な発想の転換と、ライフスタイルの変化ですね。仕事に体調を無理くり合わせるのではなく、体質にライフスタイルをあわせるイメージ。日常でできることからはじめて、仕事もふくめたライフスタイルの移行は10年かけてやりましたね。
【①メンタル面】
- 日本の夏に何かを達成しようとしない
- 自分は「秋に生きてればいい」これだけで十分自分ミッション達成。大成功。
- 毎日食べて寝られればOK
- 夏に元気な人と比べない(お互い「別な惑星の生き物」と思うことにする)
- 家族は「夏に倒れることを知っている」ので、家族にも諦めてもらう
- ダラけてる自分に罪悪感を持たない(ダラけてるのではなく、秋に向けて養生していると捉えなおす。人それぞれ体質が違う。自分の体質メンテナンスと前向きにとらえる)
【②行動面】
- インドアで静かに暮らす
- 内省、内観にはちょうどいい
- 気合い入れずにできる「書き物」などする(インドア系には最適)
- 極力他人に会わない(不要不急の用事を入れる✖、外の会合は基本断る)
- 人の多いイベントや場所へは行かない
- 外出も空いているところだけ。乗り物でも極力ゆったり座る。
- 旅行などは7~8月の夏休み期間は基本行かない。行っても週末などの繁忙期を避け、現地までより道観光などせず直行直帰。行くなら7月頭までか9月以降秋風が吹いてから。
- 毎日長時間寝る、ぐーたらする。可能なときは昼寝も。
- 可能な限り仕事入れない(仕方ない最低限だけ。新規は断る)
- 夏にフルパワー、フルコミットしなくてよいライフスタイルが叶う働き方を選ぶ
- 頭を使う、新しいこと始める、決断するようなことは絶対しない
- 高い買い物はしない(1万円以上支払うものは極力買わない)
【③フィジカル面】
- 自分にあった処方された漢方を適宜適切にぬるま湯で飲む(主に補中益気湯、六君子湯など、その時々で処方が異なる)
- 冷たい飲み物は基本飲まない(家では特に)
- 極力五分袖以上に長袖着用(麻はいい)、腹巻やレッグウォーマーであたためる
- 冷房は屋内オール28度をキープ(冷房で冷えすぎるのも苦手…)
- 朝晩ゆっくり湯舟♨につかる。時間のある時は湯治気分で何度も入浴。
そう。無理に、人混みのなかの花火や夏祭りなどにはいかない。花火は家から見るとか、ネットの中継でみればいい。夏に元気な方々、夏好きな方々と一緒にいないことにしている。彼らはそれが幸せだし、頑張っているわけでもなく自然体だけど、自分が同じ行動をとると不健康まっしぐらで疲れて辛くなるだけ。どうせペースが合わない人と一緒にいるのはお互い辛い。ご自愛の住み分けって大事。枯渇してマイナスになっているエネルギーを無理やり振り絞って、外出先でイライラ、果ては怪我や事故、体調不良になるくらいなら、家にいてご機嫌さんでいるのが誰にも迷惑かけず安心安全平和です。
4.結論ー幸せの青い鳥はウチ(家・内)にある
自分のような体質の人が下手に夏頑張ってしまうと、夏バテが秋バテをよんで、全然体調が回復せず、せっかく好きな秋冬春までぐったりすごすことになる。そんなことになるくらいなら、夏は引きこもって、1年の4分の3は元気で過ごすと割り切ることが大事と思っています。そして、最近は無理しないので、引きこもらーな夏も引きこもらーレベル(低空飛行だけど墜落しないですんでいるみたいなかんじ?)では体調を劇的に崩したりしないというラインでは元気に暮らせています。もう少し暮らしの整理がついてきたら、夏は避暑地で暮らせるライフスタイルに一歩さらに進みたい。
でも今は、ゆったりのんびり、家の中を涼しくしてゴロゴロ過ごすというのも価値ある過ごし方の1つ。外に意識を向けて「頑張る夏」を手放したら、マイペースで内なる満足度の高い夏がやってきました。こういう夏こそブログがはかどります。以前元気なシーズンに行ったところをまとめたり。こんな長文かけたり。こうしてだらだらと、自分らしい夏時間をゆるり愉しめるようになりました。